リハビリ合宿 ~症例報告~
2025年1月20日（月）
ﾘﾊﾋﾞﾘｹｱｾﾝﾀ- ﾌﾙﾘｰﾙむかわ 作業療法士の中込俊太です。
今回は、介護保険のご利用可能な入所機能を持った唯一のリハビリテーション施設、介護老人保健施設（老健）での症例報告です。
※ 短期集中的な個別介入は非常に有効だと思います。われわれはﾘﾊﾋﾞﾘ合宿として広報させて頂いております。
まずは、入所時の動画をご覧下さい！！！
表情もﾎﾞｰっとした印象で、立ち上がりからご自身では困難です。
※ 動画の使用はご本人ご家族より承諾いただいております。
【 症例 】
96歳男性
〇既往歴：
脳梗塞、慢性心不全、ｱｷﾚｽ腱断裂
〇経過：
ｱｷﾚｽ腱断裂後歩行不安定の為、当施設ﾃﾞｲｹｱ（通所ﾘﾊﾋﾞﾘ）利用開始となる。その後、歩行器使用にて屋内移動自立となる。
自宅にて慢性心不全の増悪あり、緊急入院となる。全身状態落ちついたものの、退院後すぐの在宅生活再開は困難な為、当施設のご利用開始となる。
入所時は、起き上がりから介助が必要な状況でした。病院でも転倒・ﾍﾞｯﾄﾞからの転落数回あり。
ご家族も
『年齢から考えて回復は想像しがたい。ここで最後までお願いします』との意向で看取り対応となる。
【ﾘﾊﾋﾞﾘ内容】
①介護保険の短期集中ﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝ加算にて3か月間限定で週に7日（土・日も含め）の個別機能訓練をｾﾗﾋﾟｽﾄが実施。
②ｾﾗﾋﾟｽﾄによるｸﾞﾙｰﾌﾟ分けにて集団ﾘﾊを毎日実施（機械訓練含め）。
③病棟のｽﾀｯﾌによる生活場面での運動（立ち上がり・歩行訓練）を毎日実施。
【３ｹ月目の動作状況】
動画にてご確認ください
【結果】
看取り対応にて入所されましたが、暖かくなった春先に歩行ﾚﾍﾞﾙにて自宅に復帰する事が出来ました。
ご自宅に帰られる前に自宅にて動作確認と環境調整を行っております。また、試験外泊にて安全に自宅生活送れることも確認済みです。
今後は、ﾃﾞｲｹｱ（通所ﾘﾊ）にて継続的にﾌｫﾛｰｱｯﾌﾟしていきます。
『春になったらうちに帰るんだ』というご本人のご希望を現実にすることができた。
ご本人の伸びしろを微力ながら引き出す一助になれたのかもしれません。
自宅に帰った時の笑顔みたら、この仕事やめられません。
ほぼクライアントの自然治癒力での回復ですが、、、
ﾘﾊﾋﾞﾘｹｱｾﾝﾀｰﾌﾙﾘｰﾙむかわでは後期回復期(後期リハビリテーション病院)としての機能強化を事業所として進めています。
退院後のﾘﾊﾋﾞﾘ・介護保険でのﾘﾊﾋﾞﾘをご検討の方は是非ご相談ください。
集中的なﾘﾊﾋﾞﾘﾃｰｼｮﾝが可能です。
『高齢だから』『大きな病気をしたから』『脳梗塞だから』などの理由で諦める前に是非ご相談頂けたらと思います。
住み慣れた場所で少しでも長く安全な生活が遅れるよう支援致します。
※ すべての方で同様の結果が得られるとは限りません。その方の疾患や能力、性格等多くの要素から結果は個人差が見られます。
