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高齢者の加齢に伴う能力低下3つの原因を詳しく解説
2021年2月13日(土)
高齢になると加齢によって身体能力が徐々に低下し、重いものが持てなくなったり、日常生活の中でできないことが増えてきたりします。 また、移動能力や歩行機能が低下すると、ふらつきや転倒の原因となり、大けがにつながる可能性があります。 高齢者が穏やかにご自宅で生活するために、加齢による能力低下の原因について基本的な知識を押さえておきましょう。 今回は、高齢者の能力が低下する主な原因について解説します。

高齢者の能力低下する3つの原因

高齢者の身体能力が低下する主な原因を3つご紹介します。

1.栄養不足

高齢になると、若い頃に比べて歯の残存数が減ったり、歯周病になったりするリスクが高くなります。 そのため、食べ物をかみ砕く「咀嚼機能」が低下してきます。 さらに、舌の動きや飲み込み機能も低下するため、食事から十分な栄養素を取りづらくなってしまいます。 満足に食事ができなくなると、体を動かすために必要なエネルギーやたんぱく質が不足するため、筋肉の衰えによる歩行機能の低下や慢性疲労につながります。

2.運動不足

毎日会社に通勤していた方は、通勤が運動の代わりになっていた方が多いでしょう。 定年を迎えると通勤しなくなるので、自発的に体を動かさないとすぐに運動不足になってしまいます。 栄養不足によってエネルギーや筋力が低下すると、さらに体を動かすのがおっくうになり、1日中ほとんど動かずに過ごすという方も少なくないでしょう。 運動をしないと筋肉がやせ細り、筋力や身体機能が低下した状態(サルコペニア)になってしまいます。 サルコペニアが長期化すると、虚弱(フレイル)状態になり、要介護状態に陥るリスクが高くなります。

3.加齢による筋繊維の萎縮

人は年齢を重ねると、筋肉を構成する筋繊維の数が減少していきます。 成人(20歳)の筋肉の重量は体重のおよそ4割といわれていますが、10年ごとに筋肉量が約6%ずつ減少し、70歳にはピーク時の3割まで低下します。 筋肉量が低下すると体を満足に動かしにくくなり、段差でつまずいたり、転倒したりする事故が起こりやすくなります。

高齢者の能力低下の予防は栄養摂取と適度な運動が必要不可欠

高齢者の能力が低下するのは、老化による栄養不足と運動不足、筋繊維の萎縮が原因です。 とくに栄養不足・運動不足が原因での能力低下は、早期発見かつ早期対応が必要となります。 身体機能が低下すると事故やケガが起こりやすくなりますので、栄養バランスのとれた食事や、適度なリハビリ・運動を心がけて老化による能力低下を予防しましょう。 介護老人保健施設フルリールむかわでは、県内随一の充実した設備とリハビリ専門職員のもと、満足度の高いリハビリテーションを提供しています。 管理栄養士によるアドバイスや支援も行っておりますので、加齢にともなう能力の低下が気になる方は、ぜひ介護老人保健施設フルリールむかわをご利用ください。

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