【スマートリハ 第5弾】
動かない足に“意志の力”を届ける|IVES(アイビス)電気刺激装置で歩行機能をサポート
「足に力が入らない」「歩きたいのに、足が出ない」「動かそうとしても動かない」──
そんな悩みを抱える方は、脳卒中や末梢神経障害による麻痺を経験されていることが多く、日常生活に大きな制限を受けています。
それでも、「もう一度、自分の足で歩きたい」「自分の手で動かしたい」という強い想いは、多くの方の中に確かに存在します。
その意志に応えるのが、今回ご紹介するIVES(アイビス)という革新的なリハビリ機器です。
IVESとは?随意運動型電気刺激によるリハビリの新常識
IVESは、使用者の「動かしたい」という微弱な筋電信号を読み取り、その意志に応じて電気刺激を筋肉へ届ける革新的な電気刺激装置です。
いわば、“自分で動かす力”を引き出すリハビリパートナー。
- 歩行時の足の振り出しや立ち上がりをサポート
- 麻痺や神経障害による運動制限を補助
- 筋出力の学習によって、自発的な動作につなげる
- 上肢の麻痺に対しても非常に多用され、手や腕の運動再獲得に活用されています

IVESはどんな方に効果的?対象となる利用者の特徴
以下のような方がIVES活用対象となります:
- 脳卒中後の片麻痺や上下肢の麻痺がある方
- 足が上がらず歩行時につまづきやすい方
- 手を動かしたいが指や腕が反応しにくい方
- リハビリへの意欲はあるが思うように身体が動かない方
なぜIVESが麻痺リハビリに選ばれるのか?特徴と導入効果
IVESが多くのリハビリ現場で導入されているのには、明確な理由があります。
- 使用者の意志を尊重する設計:利用者自身が「動けた」という実感を得やすくなります。
- 部位を問わない柔軟性:下肢だけでなく、上肢、肩、手関節など様々な部位に対応可能です。
- 設定がシンプル:導入後すぐに使用でき、現場での適応力が高いです。
IVESと他の電気刺激装置・ロボティック機器の違いとは
他の電気刺激装置やロボティックリハ機器との大きな違いは、「使用者の意思と連動する」点です。
外部から動きを与えるのではなく、「動かそうとする自発的な信号」を捉えてサポートするため、神経と筋の回路を再びつなぎ直すような、より自然な学習が可能になります。
山梨・フルリールむかわでのIVES活用事例と利用者の声
フルリールむかわでは、IVESを活用した個別リハビリを実施しています。
「足が軽くなった」「動かしやすい」といった実感とともに、ご利用者の表情も前向きに変わっていきます。
IVESは、再び歩くための“気づき”と“希望”を与える存在です。
よくあるご質問|IVESに関するQ&A
- Q. 痛みはありますか?
- A. 個人差はありますが、多くの方が「ピリッと感じる程度」で受け入れやすい刺激です。
- Q. 誰でも使えますか?
- A. 医師やリハビリスタッフが状態を評価した上で、適応のある方に使用します。
- Q. 他の機器と一緒に使えますか?
- A. COGYや歩行アシストと組み合わせることで、より総合的なリハビリが可能です。